ワードの活用④スタイル機能を使う
前述の見出しなどの設定では、「ホームタブ⇒スタイル」にある、各種の設定を使うと簡単にできます。
これはページデザインと連動していて、デザインを選択すると、表題・副表題・見出し1・見出し2・・段落などにデザイン性や字体・フォントを関連づけている機能です。長文の資料等を作成する時、これを使うと統一感のある文書になります。使い方は、普通に文章を打ち込んで、その文章を段落ごとに、見出しとか標準とかを指定すると、大きさや色付けなどを設定することができます。

私は、これを使う時、あらかじめそれぞれのスタイルをカスタマイズしています。字体は全てUD字体にして、表題は32ポイント、副表題は28ポイント、見出し1は26ポイント、見出し2は24ポイント、見出し3は20ポイント、本文は12ポイントという具合です。同時に、行間も調整します。こうした前処理をしたうえで、文章を打ち込んで、段落ごとに指定する事で面倒な調整から解放されます。
また、これを使ってもう一つの使用法を発見しました。「表示タブ⇒アウトライン表示」に切り替えると、表題から見出し1・2・3・段落という具合に全体が箇条書きのように表示されます。これを使って、例えば、見出し1だけを先に全て作り、次に見出し2を作り、最後に標準表示に戻してみると、資料全体の構成がほぼ出来上がるわけです。その上で、細目の文章を打ち込んでいくと、さらに作業性は高くなると思います。(パワーポイントの項目で掲載した内容とほぼ同様の使い方です)
さらに、これを使うと、「目次」の作成もスムーズにできます。途中で修正しても、「目次を更新」で見出しとページも自動修正されますから、とても便利です。
仕事でこういう作業をしている方には当たり前に使われている機能かもしれませんね。ご家庭では、この機能を使う事はあまりないかもしれませんが、覚えておいて損はないと思います。