Excel(エクセル)の部屋

エクセルの活用⑬ピボットテーブル2⃣

ピボットテーブルの続きです。
テーブル作成画面で、基データのシートを選択し、ピボットテーブルレポートを配置するシートを選択し、OKをクリックすると、新しいシートが開きます。
右端に、ピボットテーブルのフィールド画面ができますので。そこから、集計表にしたい項目を選びます。
フィールドの項目は、元データの1行目の表題になっています。
添付の図は、自分で作った通帳記録ですが、行(縦軸)に適用(支払先)を配置し、列(横軸)に年・月を設定しました。そして、支払額の合計を値(Σ)とすると、月ごとの支払額合計が集計された表が完成するというわけです。

ピボットテーブルをうまく使うには、まず、基データからどのような結果を得たいかがはっきりしている事が大事です。
以前に、介護保険請求業務をやっていた時、国保連へ請求実績(点数)をまとめる事、利用者へ支払い請求すること、実施者へ給与支払いする事が求められましたので、ピボットテーブルも出したいものに合わせて作成していました。基データには、1つずつのサービス実績(日付・実施者・利用者・地域・時間・保険点数・請求金額・給与金額・交通費等)を入力していましたので、行(縦軸)に利用者名、列(横軸)に実施者名、値(Σ)には、請求額合計を入れると、利用者請求額(横の合計)と実施者給与(縦の合計)が算出されるというわけです。求められる値は、合計だけでなく、個数や平均など「フィールドの値設定}で変更可能ですし、一度作ってみて求める数値が違うと思う場合、何度でも変更できます。
また、一旦作っておくと、あとで、基データが修正(追加や削除・変更)があった場合には、〔データタブ⇒データ更新〕で再計算してくれますから安心です。保険請求作業をやっていた時、毎月のルーチンなので、フォーマットファイルを作成しておいて、月単位でファイルを作成していました。かなり合理的に正確に作業できました。
日常生活でこのような使い方をする場面は少ないかもしれませんが、仕事ではかなり役立つ機能です。使い慣れると、様々なデータ分析の入り口にはなります。