コロナ第7波とリスクマネジメント

また、コロナ感染者数が増え始め、第7波と判定されたようですね。
日本はウィズコロナ政策で、経済と感染予防の両立を目指す方向に舵が切られていますが、かなり難しい道を選択したと言えるでしょう。
とはいえ、一人一人が徹底した感染対策を行う事が最大の鍵になることは明白です。それを助けるための支援策や規制・新たなルール作りが必要だと思います。
企業・組織においても同様です。リスクマネジメントの視点で考え、有効な対策を準備することに尽きると思います。
おそらく、多くの企業・組織において、コロナによる経営的な損失は現在最も重要なファクターであり、コロナ感染者を出さない対策に躍起になっているはずです。
組織の状況をいくつかのフェーズに分け、その際の事業・業務の取捨選択のルールを定め、本部統制機関による指示命令も明確にされていると思います。

私の勤めているところでも、フェーズ設定され、コロナ感染者が出た場合、事業所の業務停止や、他事業所の行き来の禁止、外部との接触制限など細かく決められています。
昨年、このルールが定められてから、実のところ、2度ほど運用する状況に陥りました。(コロナ感染者の発生)
最初の発生時には、ルールに照らして厳格に運用され、行政機関(保健所)の指導のもと、早期に回復することになりました。
「PDCA」の「PとD」を経験したことになります。ただ、残念ながら、Cが進みませんでした。

リスクマネジメント委員会では議論されていたようですが、それは実のところ不十分です。発生は現場ですし、対策を講じるのも現場です。現場に一人一人の構成員が我が事として、振り返り、課題を見つけて改善する事に繋がらなければ、CもAも進まないのです。
結果、2度目の発生時、以前と同様に、本部へ指示を求めざるを得ない事態になりました。自律的にマネジメントできない事となったわけです。これでは、リスクマネジメントの意味がありません。
前回の発生時に、定めたルールが適切だったか、具体的な手順は妥当だったか、改善すべき点はなかった、そうした議論が徹底的になされていれば、このような事態にはならなかったと思います。
階層的な組織体制を敷いている法人組織が陥りがちな失敗を重要な局面で起こしていると言わざるを得ません。
これは、経営層の責任です。
リスクマネジメントは全社的に取り組むべき統制システムであり、構成員一人一人が自律的に判断し、事業所単位で合意形成したルールを組織で取りまとめていくという基本部分が欠落しているのです。

コロナと付き合い始めて時間が経過する中、様々な状況変化は起きています。
国の施策も大きく変わりました。
一度作られたマネジメントシステムは、その場からどんどん腐り始めるという普遍的な特性を理解し、常に、見直し、改善し、周知する覚悟こそ重要だと思います。
今一度、コロナ禍におけるリスクマネジメントについて、現状で有効なのかを見直してみる時期になっているのではないでしょうか?

高齢者だけでなく、障がいのある人や難病、病気と闘っている人など、コロナに対して命の危険にさらされる「コロナ弱者」は少なからず存在します。
そうした方々を守るために、何をすべきか、そういう視点で見直してみる必要があると思います。

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