パワーポイントの活用⑧表示機能

ここまでで一通り、プレゼン用のスライドは作成できました。
ただし、ここからの作業が実はPPを使う上でかなり意味がある部分です。

PPは、スライドの作成だけでなく、発表(プレゼン)用に、いくつか便利な機能があります。
表示タブをクリックしてみてください。タブ内に「プレゼンテーションの表示」「マスター表示」「表示」「ズーム」などが並んでいます。

①プレゼンテーションの表示は、今作成したスライドを画面上で用途にあわせて表示を切り替えるものです。

標準を基本に、アウトライン表示(構成の項目で開設済み)、スライド表示(スライドが一覧できる表示)、ノート(あとで解説します)、閲覧表示(スライドショー)等があります。

標準表示
アウトライン表示
スライド一覧表示
ノート表示


出来具合を確認するには、標準とスライド一覧を使うと全体の並びやイメージ・色合いなどを確認しやすくなります。
閲覧表示は、スライドショーとも言い、作成したスライドを本番と同様に教示します。これらを切り替えて出来栄えを見ると良いでしょう。

②マスター表示は、作成スライドに共通するフォーマット(マスター)の設定画面です。

「スライドマスター」は、作成前の「デザイン」の設定と共通します。
デザインの項目での解説はより簡単に始める方法でしたので、細かい設定(例えばヘッダーや日付・ロゴなど)を必要とする場合はここを使ってよりオリジナルに作成できます。(ちょっと面倒な作業になりますのである程度なれてから使うと良いでしょう)
「配布資料マスター」は、作成したスライドをもとに手元資料を作成する際の配置や大きさを設定するものです。これは「印刷」とも共通する部分ですので、ここから設定する必要はないかもしれません。
「ノートマスター」は、発表者の手元においておく資料の設定です。
私の場合、「マスター表示」はほとんど使ったことがありません。そこで細かく設定しなくても、個別に調整できるからです。

③表示には、画面表示に使える機能があります。

「ルーラー」は画面の上部と左に、ものさし(ルーラー)を表示します。
「グリッド線」はスライド内に、目安となる縦横の線(グリッド)を表示できます。
「ガイド」は、スライドの中央線を表示します。この機能は、テキストや画像・グラフなどの配置バランスが良いかどうかを見る目安になります。
もちろん、プレゼン時には写りませんし、資料などにも印刷されません。不慣れなうちはこの機能を表示させておけば作業はやりやすくなるでしょう。

作業の段階に合わせて、表示画面を切り替えるとより効率よく作成作業ができます。ぜひお試しください。

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