デザイン(テーマ・テンプレート)が決まったら、次は、バリエーションの選択です。
バリエーションというのは、テーマをもとに、配色・フォント・効果・背景のスタイルの4種を選択することです。

これは、テンプレートによって何種類か既に決まっているものがありますが、自分でも決められます。私が気を遣うのは、配色とフォントです。
配色をクリックすると、多様な組み合わせが並んでいます。一体どういう組み合わせかさっぱりわからないものもありますが、いくつかクリックすると、初めのイメージを確認することができますので、気に入ったものを選んでください。
迷ったら「office」にしておけば無難です。
作成後でも変更はできますし、スライドごと・文字単位でも変更はできますが、全体の統一感を保つ方が良いので、ここで設定しておくと便利です。

フォントも同様です。一番無難なのは「ゴシック体」ですが、全体に強くなりがちなので、内容に応じて変更してみてください。できれば、UD字体が良いのですが、私のPPのバリエーション・フォントには、UD体が設定されていないので、個別に設定しています。

「効果」は、設定したテーマ・デザインの個別(部分)の色使い(グラデーションや影のつけ方等)の設定を指定するものです。より立体的・視覚的な効果を高めるものですが、使う際には全体のイメージを考える必要がありますので、初めの段階では無視しても良いでしょう。

「背景」はスライド全体の背景の設定です。テーマによってさらに細かく調整できます。最初に選択したテーマにも背景はついているものがありますが気に入らなければ変更できます。(細かい書式設定もできますが凝り始めるとパワーポイントの作成に入れなくなりますので注意しましょう)

これで、パワーポイントのデザインのベースが出来上がりました。
作りたいプレゼン内容に合致しているか、アピール力はあるのか、顧客にとって心地よいものになっているか・・・センスが求められるところですね。
ここまでの作業は、まだ、本文ではなく事前処理ですのでさっさと進めましょう。